あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと プロローグ
[box03 title=”プロローグ”]あの頃のジャニーズ夢と彼女とジャニーズと[/box03]
あの頃、僕は「ジャニーズ」だった。
これは今から30年も前の話である。
テレビをつければ、そこには必ずアイドルがいた。
画面いっぱいに輝いていたのは、田原俊彦、近藤真彦、野村義男、シブがき隊と後の歴史にも残る80年代のスーパーアイドルたちだった!
ジャニーズ事務所のアイドルたちが、あらゆる番組を席巻し「ジャニーズ王国」が始まった頃の物語である。
そんなアイドルに憧れてはいたが、当時の僕はちょっと悪ぶってグレたり、仲間とディスコに行ったり、何よりも初めてできた彼女との恋愛を楽しんでいる普通の高校2年生だった。
そんなある日のこと、1通の手紙が届いた。
真っ黄色の封筒の差出人の欄には「株式会社ジャニーズ事務所」と印字されている。
中には「ヨッちゃんバンド、メンバー募集! 」と書かれたオーディションのお知らせが1通入っているだけだった。
この紙きれ一枚が、その後の僕の運命を大きく変える事になる。
何百人と言うオーディション志願者の中からたった一人だけ「ジャニーズジュニア」に選ばれたその理由とは?
業界のドン、ジャニー喜多川社長に言われた言葉の意味とは?
「ユーは何がしたいの?」
「ユーはレッスンに来れるの?」
「ユーはもうアイドルなんだから」
「ユーはここで見ていて!」
憧れていたアイドルに逢わせてくれたばかりか、自分がアイドルの道に?
「ジャニーズってどんな世界だろう?」
「ジャニーさんの悪戯って?」
「ジャニーさんの一言でテレビに出る事に?」
「ドラマで主役になるには? 」
「アイドルのバックダンサーってどうやってなれるの?」
「仲間や友達はいるの?」
知られざる「ジャニーズの世界」を淡々と自分の経験談として書き綴る「あの頃のジャニーズ/夢と彼女とジャニーズと」
毎日がチャンスの連続だった、人生で1番輝いた青春時代。
色々な経験を積みながら、アイドルを目指す僕と、大事に付き合ってきた彼女との行く末は?
「夢を取るのか? 彼女を取るのか?」
30年前に体験した「リアルグラフィティー」。
「あの頃のジャニーズ/夢と彼女とジャニーズと」
どうぞお読み下さい。