【お酒の種類】お酒の時間
【お酒の種類】お酒の時間
銀座のBarで働いている。
お酒とかかわりあって・・・40年近い。
折角の大好きな「酒」なのだから、楽しく、美味しく飲んで欲しい。
そして、美味しく飲みたいものである。
それにしても、最近はお酒の飲み方や種類を知らない人も多い。
年配の方でも「茶色いお酒は良く分からない」と言う方が多い。
そんな私も掘り下げれば徹底的に出てくる歴史や文化をすべて把握している訳でもないので付け焼刃な知識ではあるが。
ただ、若い頃から酒が好きだった。
そんな私がお酒について語りたいと思う。
何せ、気軽に飲めるお酒から、一生かけても飲めないであろうお酒まで、幅広く奥深いのが「酒」である。
私がお酒と向き合ったのは、まだ十代の頃だった。
叔母さんがスナックを経営して、手伝った頃から、ビールやサントリーオールド、リザーブ、ローヤル(ロイヤル)などにも口を付けていた。
サントリーローヤル 名前を入れたボトルも作れる?
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その後はディスコでカクテルに嵌った。
ジンフィズ、モスコミュール、バイオレットフィズ、マティーニ、マルガリータ、ソルティードッグ、ロングアイランドアイスティー
ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、そんなスピリッツを訳も分からず飲んでいた。
20代の頃はバブル全盛期で、ブランデーに嵌った。奢って貰う事の方が多かったが。
ヘネシー、CAMUS、レミーマルタン、マーテル・・VSOP、XO、ナポレオン。
そんな言葉と一緒に覚えた酒だ。
夜の世界では、ヘネシーのリシャールが100万円でボトルキープされていた時代だった。
*通常、夜のお店では、仕入れた値段を「3X(さんがけ)」「4X(よんがけ)」で販売するのが常識だ。
3000円で仕入れたお酒は、販売価格(ボトルキープ)で、9000円
3万円で仕入れたボトルなら、9万円で出てくるのは想像の範囲内である。
流石にヘネシーリシャールは自分で買えなかったが・・
一人暮らしの自室にはヘネシーのVSOPを置いて飲んでいた。
友人と「カフェバー」に行って飲むときは決まってバーボンだった。
アーリータイムズ、フォアローゼス、ジャックダニエル、IWハーパー、ワイルドターキー。
ソーダで割って「バーボンソーダ」や、ターキーはロックかストレートで飲むのが定番だった。
将来の夢を、飲みながら語ったものだ。
自宅には「フォアローゼス」「ジャックダニエル」の瓶がいつも転がっていた。
30代になってからは、焼酎に嵌った。
寒い日に「芋焼酎のお湯割り」を飲んでから、一気に「芋焼酎」が好きになりあれこれ飲んでみた。
芋から、麦(吉四六)、紫蘇(鍛高譚)、米(鳥飼)、蕎麦(雲海)、、、
「森伊蔵」なんてブームもあったが、魔王、晴耕雨読、百年の孤独、佐藤(黒)、マヤンの呟き。
あれこれ飲んだが、黒霧島あたりに落ち着いた。(笑)
その頃にはワインやシャンパン、日本酒と、仕事上の関係でたくさん飲んで、たくさん覚えた。
ワインなら、シャトーラフィット、ムートン、ラトゥール、マルゴー、オーブリオン、オーパスワン、ルパン、ロマネコンティ―。
シャンパンは、モエ、ヴーヴ、マム、ドンペリニヨン、ベルエポック、クリュック、クリスタル、サロン。
日本酒なら、獺祭、久保田、洗心、田酒、黒龍、梵、出羽桜、十四代、越乃寒梅、雪中梅、峰の白梅。
ブームもあるし、高い酒が正解と言うわけではない。
しかし、高いのにはそれなりの訳がある。
酒屋と関わったり、発注したり、勧めてみたり・・お酒は知れば知る程、奥が深い。
それこそ、たった一杯のグラスに注がれたその液体は、何十年もの時を経て、何十人もの人の手にかかり、あなたの口元に届いている。
お酒は歴史であり、お酒は文化であり、お酒は先人たちの知恵の塊であり、ふわっと香るその妖艶な芳香は人々の宝であり、夢の結晶でもある。
今一度、うまい酒を飲もうではないか。
お酒の種類
私なりに、解り易いようにお酒の種類を10種類に纏めてみた。
賛否両論あるとは思うが、お店で出したりする時に発注しやすいように分けて有るので、お酒を覚えたい方にはザックリとしたお酒の種類の仕分けになると思います。
[box04 title=”お酒の種類”]
□01 ビール
■日本の4大メーカー
■地ビール
■世界のビール
□02 焼酎/泡盛
■甲類と乙類
■芋焼酎
■麦焼酎
■米焼酎
■蕎麦焼酎
■その他の焼酎
■泡盛
□03 ウイスキー
■世界5大ウイスキー
■バーボン
■スコッチ
■アイリッシュ
■カナディアン
■ジャパニーズ
□04 ブランデー
■フランス
■ブドウ以外のブランデー
□05 ワイン
■フランス ボルドー5大シャトー
■フランスワイン
■その他の国のワイン
■白ワイン
□06 シャンパン
■モエ
□07 日本酒
■純米酒と醸造酒
□08 スピリッツ
■ジン
■ウォッカ
■ラム
■テキーラ
□09 リキュール
■果実酒
■イタリアン
■その他
□10 カクテル
■ベース別による大別
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一つ一つのカテゴリーに、地理的背景、物理的背景、歴史的背景があります。
世界地図を見ながら飲んでも楽しいですし、文化もあり、世界のお酒の奥は深いです。
この後、じっくりと時間をかけて、各カテゴリーのお酒の話をしていきたいと思います。