第27話「感動!はじめて見る田原俊彦コンサート」
[box03 title=”第27話「感動!はじめて見る田原俊彦コンサート」”]あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと [/box03]
ジャニーさんが「俊の楽屋へ行って来る!」と言ってその場を離れた。
直ぐにブーと1ベルが鳴った。
「間もなくしますと田原俊彦コンサートが始まります!」と場内アナウンスが流れる。
すると客席は大きなざわめきから、一気に黄色い歓声、叫び声、笛の音、拍手が入り交じりボルテージが上がった。
緞帳の隙間から、ハッピを着たり、鉢巻きを巻いたり、うちわを持ったファンが総立ちで歓声を上げている姿が見える。
ものすごいボルテージである。
人の気配を感じて横をみた。
すると、いつの間にか、ジャPAニーズのボビーさん、トミーさん、板野さん、そして乃生さんの4人がスタンバイをしていた。
床に開脚して座りストレッチを始める。
乃生さんと目が会う。
軽く会釈をすると、少し笑ったように挨拶をしてくれた。
憧れのジャPAニーズである。
「自分もいつかダンサーとして、タレントのバックで踊れるようになりたい!」と思った。
それにしても、何千人と言うファンの娘たちが見たいだろう光景を目の前にしている自分の運命の不思議さを感じた。
そんな思いを打ち消すように大きな音でベルが鳴り場内が暗くなっていく。
会場はキャーッ!と言う大歓声に包まれた。
それはまるで、花火が爆発したような大音響だった。
緞帳が重々しく上がっていく。
ドーン!と言う音楽が鳴る。
今度は歓声に音楽がぶつかっていくように思えた。
まばゆい照明が点灯し一瞬眩しくて何も見えなくなる!
視界が無くなった。
すると、ステージ上に田原俊彦が現れた!
耳をつん裂くような甲高い絶叫が響きわたる。
鳥肌が立った。
いつの間にか背後にジャニーさんが来ていた。
「ユー! ここに座りなよ!」
と、言いながらパイプ椅子を用意してくれた。
「有り難うございます! 」
と言って遠慮がちにそこに腰を掛けた。
ステージを見ると田原俊彦のバックでジャPAニーズが踊っていた。
食い入るようにステージを見つめる。
ピタリと揃った振り付け、激しいダンスに汗が飛び散る。
心の中で「スッゲー! カッコいい!」と何度も呟いた。
僕は一瞬たりとも見逃さぬよう、集中して食い入るように見つめた。
ジャクソンズメドレーが始まる。
稽古場で見た振り付けだった。
途中でボビーさんが僕の横に来た。
すると思い切りダッシュしてステージに駆け込み「側転のように回転をして(ロンダード)」から空中を舞った。
ステージ上に高く飛び、胸からスライディングをした。
「スゲーッ!」言葉がそれしか出てこない。
興奮と感動でめくるめく時間が過ぎて行く。
憧れの田原俊彦とジャPAニーズが目の前で踊っているのだ!
パイプ椅子に座り半身を乗り出し、ステージ上で繰り広げられるパフォーマンスを見ていた。
そして俊ちゃんのヒット曲メドレーが始まった。
今日は何位?↓
ジャニーズランキング
懐かしい「田原俊彦」さんの歌声は↓コチラから
懐かしい「近藤真彦」さんの歌声は↓コチラから
懐かしい野村義男&ザ・グッバイの歌声はこちらから
懐かしい少年隊の歌声はコチラから
懐かしい「光Genji」の歌声は↓コチラから
懐かしい「忍者(少年忍者)」の歌声は↓コチラから
懐かしいシブがき隊の歌声はこちらから
懐かしい男闘呼組の歌声はコチラから