そもそも、ハローウィーンって何?
そもそも、ハローウィーンって何?
都内ではお祭り騒ぎが、⇒ 乱痴気騒ぎ⇒暴徒、事件へと発展してしまった「ハロウィン」
ここ数年、渋谷、六本木をはじめとして、「仮装大会」&「乱痴気騒ぎ」だけの祭りとなっているが・・
そもそも、日本には「まるっきり無かった風習」であり、祭りである。
なぜ、ここまで野放しに広まったのだろうか?
そこを紐解いてみたい。
https://www.youtube.com/watch?v=TTq9Rh9z5nQ
そもそも、ハロウィンとは何か?
ハロウィン、あるいはハロウィーンとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のことなのだそうだ。
古代ケルト人とは、ケルト人(ケルトじん)は、中央アジアの草原から馬と車輪付きの乗り物(戦車、馬車)を持ってヨーロッパに渡来したインド・ヨーロッパ語族ケルト語派の言語を用いていた民族である。
紀元前1500年前から、紀元前400年にかけて、ヨーロッパに爆発的に広まっている様子がわかる。
もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であった。
ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この夜は秋の終わりを意味し、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。
日本に置き換えるなら、お盆と収穫祭りを合わせたようなものに、更に大晦日、正月が合わさったようなものだ。
この時期に出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。
これに因み、31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)」を作り、魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」または「いたずらか、お菓子か」)」と唱える。
家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティを開いたりする。
お菓子がもらえなかった場合は報復の悪戯をしてもよい、とされている。
と言う、儀式のようなお祭りであったようだ。
因みに、アメリカ大陸の発見、移住の前は、「かぼちゃ」ではなく「かぶ」を用いられてようで、スコットランドではカブの一種ルタバガを用いる。
各国の現況
現代でハロウィンが大々的に行われているのは主に英語圏である。
例えばアイルランド・イギリス、アメリカ・カナダ・ニュージーランド、そしてオーストラリアなどに広まっている。
19世紀、イギリスが侵略して植民地化するなどした国、場所では風習が残っているようである。
特にアイルランドでは10月最後の月曜が祝日となっており、ハロウィンを祝う習慣が最も純粋な形で残っている。
この祝日に続く週は、学期の半ばであるがすべての学校が休みになり、一般に「ハロウィン休み」と呼ばれるそうだ。
先述の通り、元々ハロウィンの起源はキリスト教では無い。
キリスト教との関連がないので、ハロウィンは教会暦上の祭としては祝われない。
しかし、地域によっては教会でも、この日に合わせてパーティ等のイベントを行うことがあるようだ。
しかしながらそうした場合でも教会は、キリスト教の趣旨に合わない要素は出来る限り取り除くように努めているそうである。
日本とハロウィン
では、なぜ?、どのように日本に広まったのであろうか?
もう、お判りの方も多いだろう!
「元凶」は「ディズニーランド」である。
東京ディズニーランドでは1997年10月31日、園内に仮装した入園者が集まるイベント「ディズニー・ハッピー・ハロウィーン」が初めて開催された。
2000年10月31日には400名の仮装した入園者とディズニーのキャラクターが園内をパレードする「Happy Halloween Twilight Parade」が開催された。
2001年からは10月中に開催されるイベントとして園内パレードも行われるようになり、次第に秋のイベントとして恒例化していった。
現在では9月初旬から始まる大きなイベントとなっている。
ハロウィンのパレードとしては神奈川県川崎市のJR川崎駅前の「カワサキ・ハロウィン・パレード」が知られる。
このパレードでは約3000人による仮装パレードで約10万人の人出を数える(1997年より毎年開催)
さて・・
日本に伝わって20年程度。
そもそもは・・「子供が仮装して、近所を回り、お菓子を貰っていた祭り」
秋の収穫を祝い、新年を迎えるにあたり、死者の霊が蘇ってくる日。
お盆と正月。
そんな歴史的背景を持つ者がやるのなら一向にかまわないが・・
そもそもの意味も知らず、歴史的背景も持たず・・
いい大人が、仮装して、酒飲んで暴れてるだけの滑稽な姿には辟易する。
日本と言う島国は、その昔から大陸の新しい文化を取り入れ、日本風にアレンジして素晴らしい文化を作ってきた国である。
古代インド、中国を経て伝わった仏教を取り入れ日本の建築物として素晴らしい寺院や仏閣を建てたり。
日本では馴染みのなかった食材をアレンジし、天ぷら、丼もの、カレー、餃子、ラーメン・・
「日本の食」としてしまうような文化があった。
しかし、「ハロウィン」にどんな「文化」を日本人は意味づけていくのであろうか?
ただの、仮装大会の祭りで終わらぬ様祈る。
子供やご近所づきあいならあり?
とはいえ、子供や家族のご近所づきあいのためのアイテムとしてなら、地域で子供が仮装しているのは微笑ましく思う。
小さい子供がご近所さんの家に行って遊ぶのは子供の特権であり、コミュニケーションを学ぶ機会だと思う。
ディズニーランドや渋谷、六本木に繰り出すのではなく、「ホームパーティー」として楽しめる祭りになれば・・
素敵なのではないかな?
子供の頃から、意外と「かぼちゃ」が嫌いだった私。
飲食関係の仕事で携わり、「この時期ならでは」のカボチャ料理なんかも文化発展のためには良いかも知れない。
ここでおすすめ料理。
「かぼちゃとつくねのはさみ焼」
鶏挽肉とネギ、生姜を片栗粉と料理酒を入れ、形に切ったかぼちゃをレンジで下ごしらえした後、はさんで焼くだけ!
「かぼちゃと卵のサラダ」
ポテトサラダを作る要領でかぼちゃを代用。
切って、ラップして5分ほどレンジにかければかぼちゃが柔らかくなります。
マヨネーズで和える際、「アーモンド」を入れるとより一層美味しくなります。