第49話「レッツゴーアイドルとシブがき隊」
[box03 title=”第49話「レッツゴーアイドルとシブがき隊」”]あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと [/box03]
ジャニーズジュニアになって、5カ月。
シブがき隊と逢ったのはこの時が初めてである。
楽屋で挨拶をする訳でも無く、いきなりお客さんが見ているステージの上で「おはようございます!」と挨拶をした。
赤・緑・黄色の信号色のツナギを着ている3人の第一印象は「テレビで見た通り」だった。
しかし、本木雅弘君はテレビで見るよりかなりの男前だった。
ジャニーズジュニア全員が踊る場所に着く。
「それでは今からランスルーいきます!」
とアシスタントディレクターが大きな声で言うと共にリハーサルが始まった。
「5秒前、4、3」タイミングよく曲が流れ出す。
シブがき隊の3人は曲の最初では1番後ろで踊り、間奏の後でジュニアの前で歌い踊る。
少年隊ジュニア4人は青いウエアーを着ている。
真っ黄色のジュニア達はフロアや階段で踊った。
僕は3列目の真ん中で踊っている。
ピンキーパンチの時のようにテレビカメラだけの前で踊るよりは、目の前にお客さんがいて反応がある方が全然踊りやすい。
しかも少年隊の時に比べ振り付けも簡単で曲の長さも半分位である。
必然的に笑顔で踊る余裕が生まれた。
オープニングは問題無く踊ったが今回は踊り終わった後そのままMCのコーナーに入る。
「みなさーん! こんばんは!」
とシブがき隊が言ってマイクを客席に向ける。
「こんばんは!」と客席のファンが返す。
いかにもアイドル番組らしい演出に思わず笑ってしまう。
「さあ、今日から始まりました新番組、 レッツGO! アイドル!」
と番組の紹介をする。
一言喋る度にファンの娘達は嬉しそうに反応する。
勿論、収録が始まる前にテレビ局の人間が仕込んでいる約束通りの反応だ。
その様子を見ながら、僕たちジュニアは階段の上でニコニコしていなければならない。
番組は進行する。
「僕たちの弟分、少年隊ジュニア!」とシブがき隊から紹介されると4人の自己紹介が始まる。
後ろに突っ立ってニコニコしているだけの時間は以外と長い。
目の前で少年隊ジュニアが自己紹介をしているのにカメラ目線ではおかしい。
かと言って少年隊ジュニアを見ていると素人の傍観者のように画面に映る。
後日録画を見ると他のジュニアも目が泳いでいたり素に戻っていたり挙動不審な表情になっていた。
テレビで後ろで立って笑っているのは結構難しいと知った。
数分間のMCが終わりシブがき隊が言う。
「それでは一発目の雄叫び! せーの!」
「レッツGO! アイドル!」
と合唱してこの日のジャニーズジュニアの収録は終了とした。
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