富士山日帰り登山をして来た!50代から始める登山富士山初制覇!
富士山日帰り登山計画
どうしても、富士山に登って見たい!
富士山の山頂まで行ってみたい!
と、思たのは、(2018年9月16日)富士山五合目まで初ドライブした時でした!
富士山の五合目付近で、富士山の山頂を見た瞬間、あそこに行ってみたい!
と、漠然と思ったのでした。
その、ゴツゴツした岩肌、赤茶けた地肌、高いはずなのに、手の届きそうな山頂・・
五合目からなら、そんなに難しい事ではないように思えました。
しかし、日本一の山。
まるっきり装備なしで、登れるなんて思ってはいなかったので、富士山登山についてその日から調べました。
富士山に登れる期間と4つのルート
富士山に登れるのは、基本的に開山中である、7月1日~9月10日までの約2か月。
もっと詳しく言うと頂上までのルートは4つあり・・
〇 吉田口ルート 概ね7月1日開山 9月10日閉山
富士スバルライン五合目
(2305m)からスタート
標準登山時間 6時間10分
〇 富士宮口 概ね7月10日開山 9月10日閉山
富士山スカイライン五合目
(2380m)からスタート
標準登山時間 5時間30分
〇 須走口 概ね7月10日開山 9月10日閉山
富士あざみライン須走口五合目
(1970m)からスタート
標準登山時間 6時間50分
〇 御殿場口 概ね7月10日開山 9月10日閉山
御殿場口五合目
(1440m)からスタート
標準登山時間 8時間10分
と、なっております。
因みに「標準登山時間」は休憩なしで、一定速度で登った場合です。
私が雨の日に「富士吉田五合目」から、八合五勺まで登った際は約4時間30分(休憩なし)
晴れた日の富士宮口で、約7時間(休憩30分X3含む)でした。
富士山の山開きは ”7月1日” と ”7月10日” の2パターンあり、コースによって違うと言う事です。
また、夏山期間以外は、富士山山頂への登山道は通行止めとなっています。
本格的な登山経験の無い方は、絶対にやめましょう。
ルート選び
初めて富士山に登るのであれば、時間的にもコース的にも「吉田口」か「富士宮口」の2択になると思います。
何れも五合目からのスタートです。
吉田口の五合目入口は時間にもよりますが観光客も多く、皆が皆、登山するわけではなく・・
吉田口は五合目~六合目までは「ハイキング」のようなコースで40~50分程歩きますが、標高に慣れるのとウォーミングアップと言う感覚で捕らえれば初心者向けだと思います。
一方、富士宮口は五合目から、「山登り」してる気がします。(笑)
ここから、もう登山道になります。
また、吉田ルートは山小屋の数が多い(13)ので、休憩や、次の目標が立てやすいので、初心者向けだと思いますが、その分混雑するのも覚悟が必要です。
富士宮ルートは、六合目、新七合目、元祖七合目、八合目、八号五勺、九合目、九合五勺の7つです。
ルート選びの詳細につきましてはこちらを参考にどうぞ!
水ヶ塚駐車場にて一泊
さて、私は「富士宮ルート」での登山をする事にして、2019年8月11日日曜日の夜に自宅を出発し深夜水ヶ塚駐車場に到着しました!
深夜零時頃なのでさぞ不気味と思いきや、警備員さんもいるし、車中泊の方が結構いたので安心しました。(笑)
愛車マーチニスモ内でベットを組み立てて就寝!
ぐっすり眠り朝4時半に起きて準備、朝5時30発のシャトルバスの始発に乗って五合目を目指します。
朝の富士山はとても綺麗でした!
シャトルバスに乗り、五合目に向かいます。
40分程で到着!
到着!早速登ります!
30分で6合目到着。
いいピッチで登り続け・・1時間後には
新七合目御来光山荘に到着しました!
ここまでの模様をYouTubeにUPしましたので宜しければご覧ください。
新七合目から九合目萬年雪山荘
新七合目に到着して、休憩に入り、水分補給とおにぎり2個を食べました。
30分程休憩し歩き始めます。
景色は抜群!なのですが・・
一度休憩した後に思うようにペースが上がらず、標高が高くなったせいか、かなり苦しみました
それでも、何とか・・
元祖七合目山口山荘到着しました!
標高は3010mです。
ここでも30分ほど、休憩をして、水分補給、お菓子、チョコレートなどを食べました。
そして、出発後、ここら辺から下山する人が増えてきます。
青い服を着た係の方から「すみませーん!相互通行にご協力ください!」と、私が最後尾になりました!
ここから、人がすれ違えない程の細い道を登り、その個所を登り切ると・・
下山待ちの行列ができていました!
何とか八合目に到着!標高3250m。それにしても、ここは激混みでした!
ので、休憩せずに、先を目指し・・
九合目の萬年雪山荘に到着しました!
ここまでをYouTubeにUPしましたので良ければご覧ください。
九合目から頂上へ!
さて、休憩もそこそこに九合目から上を目指します。
この鳥居を抜けてその先へ!
それなりに順調に登って来ましたが、九合五勺に辿り着く直前・・
階段を登った瞬間、両足の太ももに電気が走ったような痛みがありました。
足の前の筋肉が肉離れしたような痛みが出たのです。
九合五勺の「胸突山荘」に到着しましたが、ベンチに座って休みながら考えました。
「ここで下山するべきか・・それとも、登るか?」
両足を摩りながら、30分、じっくり考えました。
ベンチに座っていたので、立ち上がる時に痛みが有ったら、下山しようと思い、ゆっくり立ち上がると・・痛みは有りませんでした
足を引き上げてみたり、歩いてみましたが、痛みは有りません。
多分、両足に力をこめなければならない程、力を入れると痛むのでしょうが、痛みがない以上、登頂を断念する事はないので、先に進む事にしました。
用心しながら登っていると・・
目の前で人が滑落していきました・・。
その瞬間を目撃してしまい・・固まりました。
周りに人が集まり、連絡や処置をしていたので、私は如何する事も出来ないので、無事を祈りました。
そんな事もありながら、登山し始めてから7時間。
ついに、頂上に到着しました!
ここまでをYouTubeにUPしましたので是非ご覧ください。
日本最高峰へ
さて、ここから、また、一山!
馬の背と言われる坂を登り剣ヶ峰を登り、富士山最高峰=日本最高峰の場所へ!
かなりな苦労をしながら、登り切り、日本最高峰の場所へ到着!
火口をバックに・・
無事に登り切りました!
この様子をYouTubeにUPしましたので宜しければご覧ください。
富士山日帰り登山してみた!初めての富士山頂!50代で始める登山・富士山~総集編~
と、言う事ですべてを纏めた富士山登山をYouTubeにUPしましたので宜しければご覧ください。
命を守る装備
富士山に登るにあたり、絶対にしなければいけないのは「装備」です。
外国人観光客の中には、ジーンズ、スニーカー、Tシャツで登っている方のいますが・・・無謀です!
富士吉田口に観光で行ったついでに、「登れる所まで登ってしまおう!」みたいに登ったのではと思いますが・・
確かに、吉田ルートの6合目までは、軽装でも行けてしまいますし、七合目くらいまでなら行けない事はないでしょう。
しかし、そこから先は下山も考えると、危険です。
特に、登山経験が無い方は必ず準備しましょう。
必需品
トレッキングシューズ
足首を守ってくれる「ハイカット」な靴がお勧めです。
登山時もそうですが、下山時は特に、足首や膝、太ももに負担がかかります。
自分の足にフィットしたものを選びましょう。
リュック
容量が大きい物がお勧めです。
そして、雨が降ったり、霧、ガスの発生などがあるので、リュックカバー付きの物が良いです。
レインウエアー
山の天気は変わりやすいので、必ず持参しましょう。
防寒対策に切る事も有ります。
ヘルメット
吉田口六合目の「富士山保全協力金」を支払う際に借りれるようですが、自分に合うものを予め持参する事をお勧めします。
落石だけではなく、躓いたり、ちょっと転んだ時、などで、目の前の岩で負傷する事などが良くあるようです。
(そんな現場を目撃しましたし、私自身、よろけて頭を岩にぶつけた事がありました。(ヘルメットを被っていたので無傷でしたが))
トレッキングポール
これは、無くても大丈夫な人は良いですが・・
有った方が、いざという時に役立ちます。
特に「下山時」に想像以上に足腰に負担がかかります。
これがあるだけで、相当負担が減らせます。
着替え
Tシャツは2~3枚、厚手のトレーナーやフリースなどは持って行きましょう。
標高3,000mを超えるとかなり寒くなります。(真夏でも)
平地で25度前後な場合、富士山頂上付近は真冬並みな可能性もあります。
7合目、8合目あたりで一度汗で濡れた下着を変える事をお勧めします。
グローブ
軍手などでも良いですが、手袋を持って行き、付ける事をお勧めします。
8合目以降は寒さ対策、及び岩場を登る際、擦り剥く危険が有ります。
事前に準備しましょう。
飲料水・食料
富士山の山小屋にて販売していますがペットボトル500mlが¥400とか¥500です。
潰せる、500mlの飲料水を3本程度は持って行くことをお勧めします。
また、チョコレートや菓子類、おにぎりなどの食料は、休憩時に補給するようにしましょう。
その他についてはこちらをご覧ください。
安全対策
富士山における事故も多々あります。
記憶に新しい所では
富士山山頂付近で落石 頭を直撃…29歳女性が死亡 登山道は通行止めに
富士山は登山シーズンの7月~9月の間に約30万人が登ります。
その間に病気やケガなどによるさまざまな事故か発生しています。
事故や怪我の無いよう、万全の準備と計画で楽しい登山LIFEを心がけましょう。