50代から始める登山!初登山!雨の富士山に登って来た!

たけJI

50代から始める登山!初登山!雨の富士山に登って来た!

2019年、令和元年7月7日日曜日、雨の富士登山に行ってきました!

憧れであり、夢であり、目標だった「富士山登山」!

「2019年・令和元年に必ず登る!」

と決めたのは今年の元旦!(笑)

登山未経験・単独行動しかしたくない、我儘な事は承知の上。

しかし私なりに譲れないポイントが有りました。

〇 先ずは、富士山の五合目までは車で行く!

〇 登山客渋滞に巻き込まれずに富士山に登る。

〇 登る様子をGoproで撮影しながら登る

〇 午前中に出発し、午後には戻って来る「日帰り登山」にする。

〇 夕方までには、五合目に戻り、近くの温泉に入って帰ってくる。

と言う我儘なポイントをすべて抑えた行動をするためにはどうしたらいいか?

考えた末の行動でした。



マイカー規制と登山ルート

富士山に登るにあたって、押さえておかなければならないのは「マイカー規制」です。

富士山は「夏季」しか登る事ができません。

しかし、その「夏季」にあたる7月10日~9月10日間での約63日間はマイカーでの五合目までの通行ができません。

詳細は下記をご覧ください。

 2019 富士山マイカー規制の期間、シャトルバスの料金と駐車場・時刻表

富士山・オフィシャルサイト「アクセス情報・マイカー規制」

また、富士山に登るには4つのルートが有ります。

◇ 吉田ルート  :富士スバルライン五合目
◇ 須走ルート  :須走口五合目
◇ 御殿場ルート :御殿場口新五合目
◇ 富士宮ルート :富士宮口五合目

この内、初心者向きなのは

◇ 吉田ルート  :富士スバルライン五合目 :山開き7月1日
◇ 富士宮ルート :富士宮口五合目     :山開き7月10日

と言われています。

その中で、7月1日に山開きされ、7月の10日まで五合目まで登れるのは吉田ルート:富士スバルライン五合目でした。

仕事柄、日曜日と祝日しか休めない身の上なので、7月7日日曜日が唯一、上記ポイントを押さえた日程になったので決行しました!

 8.5合目から神社の石積みが崩れ通行止め 

しかし、この日は吉田ルートの8.5合目から山頂までの登山道は、神社の石積みが崩れ通行止めになっていました。

ニュースなどでも良く放送されていましたが・・

吉田ルートは開山はしましたが、昨秋の台風による山頂付近の崩落により、八合五勺 の御来光館より先には進むことができないという状態です。

 富士山オフィシャルサイト「2019年吉田ルート開山しました!⇒山頂までは行けません!」
前日までニュースやサイトを見て調べて悩みました。

開山した吉田ルートで行く⇒8合5勺までしか行けない。

閉山中の富士宮ルートで行く⇒閉山中なのでトイレや山小屋は開いてない。何かあれば自己責任。

「自己責任」なのは当たり前ですが、「閉山中」の山に初心者が登って何かあった時に、

本人より、周りの方々に迷惑を及ぼし兼ねないと思い今回は吉田ルートで行く事に決めました。



 午前6時・雨の中の出発 

東京都中央区銀座での仕事が終わったのが午前1時。

身支度&買い物を済ませて、午前2時に出発。

首都高速⇒中央高速⇒富士スバルラインのルートで富士山の5合目に到着したのが午前4時半。

明け方の富士山五合目です。

愛車のマーチニスモを五合目駐車場に入れます。

約90分の仮眠を取って、午前6時いよいよ富士登山アタック開始します。

因みに雨が激しく降っていたので、このような出立でのスタートです。

雨の降り方は「強」と言った感じでしょうか?

この時点で想定以上の「寒さ」でした。

雨の強さも加味して、この時は「最低でも富士山の6合目まで」行って「行って来た!」と言う画像が獲れればいいやと思っていました。(笑)

富士吉田口の入口。

ここからがスタートですが・・

こんな水たまりが出来るほど雨が激しく降っていました。

ハイキングコースのような道を進みますが、視界は悪く、白いガスがかかっています。

泉ヶ滝の分岐点。ここで右側の「富士山山頂」を目指して進みます。

石段が整備され、比較的登りやすいです。(雨のため若干滑りやすいです)

砂の道に出て、「富士山の砂の上を歩いてる」気がします。(笑)

再び石畳の上を歩き、その先に落石除けのトンネルが見えてきました。

ここまでスタートから50分程度です。

1時間近く雨の中を歩いてここでやっと雨宿り。

ちょっと腹ごしらえで、おにぎりを食べて、チョコレートを食べて、水分補給しました。

ぶっちゃけ歩いている最中は、水をリュックから出すと言う作業ができません。

それ程までに雨が厄介でした。

一息入れて、トンネルを出て、坂道を登った先に「6合目・安全指導センター」が有ります。

こちらが「富士山安全指導センター」で、「富士山保全協力金」¥1000を払います。

富士山オフィシャルサイト「富士山保全協力金」について

色々と言われている「富士山保全協力金」ですが、批判覚悟で言わせてもらえれば・・

2倍、3倍とってもいいと思います。

「金を払わないなら富士山に登るな!」と、声を大にして言いたい。

外国人観光客だろうが、年寄だろうが、「富士山はみんなのもの!」的な事を言う人が居ますが「言論は自由」ですが、「ごみの無い奇麗な富士山」を守るためにはお金がかかります。

トイレを設置し、維持して行くのにもお金がかかります。利用するなら必ず払いましょう。(勿論、各トイレでのチップもです)

さて、六合目まで来ました!

ここからが、本格的な「富士山登山」のスタートです!

テンションが上がっています!(ここで引き返す気持ちは0になりました(笑))

富士山7合目までの道のり

テンション上げて、登り始めてすぐ・・

下山してくる人の群れが

「こんなに、何で降りてくるんだろう?」

と、思いつつ・・登っていく。

最初のカーブを曲がる。

50mくらい登ってその謎は解ける。

「登山道と下山道の分かれ道があった」

下山してきた人たちなのね・・。

登ってすぐ・・息が切れ始め、雨に打ち付けられ、標高が上がるにつれて、寒さが増し、更に視界が悪いため景色が堪能できない!

登っては折り返す、登っては折り返す・・

「もう、帰ろうかなぁ・・」

と思い始めた。

白いガスに包まれた中に浮かび上がる落石停めの建造物が、太古の遺跡のように見えて「ラピュタみたい」と呟く。(笑)

看板に「山頂まで333分」と書いてある。

「何時間だよ!」

毒を吐く。

しんどさ80%を超え、いよいよ引き返そうか本気で考える。

「引き返す時は、下山道を降りたい!」

と、言う気持ちだけで、休み休み登り続ける。

しんどさ99%、同じような繰り返しの道が続き「あきらめよう」と思いかけたその時!

「七合目の山小屋が見えた!」

ひたすら、登り続け石段の階段に辿り着く。

「7合目の看板だ!」

ついに、ここまで来た!

七合目の山小屋「花小屋」に到着しました!

思い返してもこの、6合目から、7合目までの道のりが一番しんどかったです。

7合目から8合目まで

花小屋を通り過ぎ、引き返そうかとも思ったのですが・・

この岩を見たら登りたくなってしまい・・

花小屋の横の岩場を登って行きます!

岩場になって俄然気合が入って・・

日の出館まで到着し・・

日の出館の横にある登山道へ行くと、次の山小屋が見えているので・・

七合目トモエ館まで到着。

トモエ館を後にし・・

鎌岩館に到着。

鎌岩館到着後、その横の登山道には自衛隊員の姿が・・

自衛隊の後について・・

富士一館に到着。

富士一館の横を通って・・

七合目鳥居荘に到着。

この鳥居荘ぐらいから・・

もう「八合目までは必ず行く!」と言う気持ちになりまして・・

鳥居荘の横の岩場を登り・・

「東洋館」に到着。

「いやぁ、まだ七合目かぁ・・」

と、言う気持ちしかありません。

東洋館もただの通過点。

東洋館横の岸壁を登ります。

そして、ついに・・

八合目太子館に到着!

正直・ここまで来たから「もういいや」と言う気持ちになっていました。

何せ、「頂上まではいけない!」と言う現実。

雨が上がる様子が無く、一向に「富士山ならではの・画像・映像・写真」が撮れない事。

「想定以上の寒さ」で手・背中・が寒くって下手をすると「低体温症」になってしまいそうな事・・

手はかじかんで指がまともに動かなくなっていました。

それでも・・

太子館横の道を登って・・

「八合目蓬莱館」

通過して、更に登り・・

八合目・白雲荘。

八合目・元祖室までやって来ました。

八合目・元祖室の横の道を登った所で、富士山のスタッフの方に声を掛けられ・・

「この先、八号五勺の御来光館までは行けるけれど、その先は行き止まりで、ここから往復90分ぐらい同じ道の往復になりますが、それでも行くのであれば、右側の登山道を、もし引き返すのであれば左側の下山道を3時間ぐらいで五合目に着きます」

と説明され・・

迷わず「下山します!」と言って左のルートへ行きました(笑)

もう寒さの限界!&この時すでに「Gopro」が動作していない事に気づいており、バッテリー切れとメモリーカードが一杯になっており交換したかったのに寒くてできない状態でした。

と、言う事で初めての富士山登山は8合目・元祖室までとなりました!

そこまでの模様と、下山して五合目まで戻る様子をYouTubeに纏めましたので宜しければご覧ください!



今回は「雨の日」、「八合目」まで、の登山でした。

楽しかったし、勉強にもなりましたが、悔しさもあります。

次は「晴れた日に、富士山の頂上まで行く!」事を目標にしたいともいます。

登山の準備・必要な物

さて、これから「登山」をする方用に、必要な物を纏めてみたいと思います!

経験を踏まえて、ご紹介できればと思います!

トレッキングシューズ

先ず絶対に用意したいものその1「トレッキングシューズ」

絶対に「スニーカー」とかはやめた方が良いです!

また、色々調べた結果¥3,000~6,000位のリーズナブルな物もありますが・・
「一回履いて、壊れた、剥がれた」
「雨が降ってきたら、中まで浸みてきた」
「足が痛くなった」
等の書き込みが有りました。

「高級な物」とは言いませんが・・1万円~2万円位の予算で良いものをお勧めします。

私は「キャラバン」のトレッキングシューズにしました。

[キャラバン] トレッキングシューズ C1_02S ゴアテックス 0010106 詳細ページ

雨の中登りましたが、全然水が浸入して来ませんでした!

他には・

[メレル] トレッキングシューズ モアブ2ミッドゴアテックス メンズ 詳細ページ

[ショウカン] トレッキングシューズ 完全防水 登山靴 超軽量 本革詳細ページ

などが有ります。

リュック

次に必需なのが「リュック」ですね。

これは、容量が大きい物がお勧めですが、重さ・大きさは登山時に自分への負担にもなりますので軽量で、サイズにあった物が良いですね。

又、レインカバー付きが良いです!

バックパック 多機能 登山 リュック 60L 大容量 登山用バッグ 軽量 高通気性詳細ページ

マウンテントップ(Mountaintop) アウトドア バックパック 登山リュック 40L 詳細ページ

Mountaintop 55L/65L 登山バッグ 大容量 ザック 登山 リュック 防水 ハイキング バック詳細ページ



トレッキングポール

これは、絶対「あった方が良い!」と思います。
登山時もあった方が良いですが、「下山時」は膝や足腰にかかる負担をかなり軽減できます!
私も購入しましたが、今はこんなにリーズナブルで、折り畳みで、使い勝手が良いものが多いですね。

私が購入したのはこれです。

COVACURE トレッキングポール 登山ストック ステッキ 軽量 2本セット アルミ製 おりたたみ コンパクト詳細ページ

Unigear【全新版】トレッキングポール 登山ストック 超軽量カーボン&アルミ製 2本セット詳細ページ

どれも似たような感じです。大体¥3,000~5,000ぐらいで手に入ります。

ヘルメット

「もしもの時」に命を守ってくれる「ヘルメット」。

これは、「一応持って行った方が良い」です。

落石があった場合、本当に「ケガをする」のと「無傷」なのでは「大違い」です。

私が購入したのはコレです。

ヘルメット 登山用 EPS+PC製 防護帽 サイズ調整可能 ロック クライミング キャンプ アウトドア 詳細ページ

Grivel(グリベル) 登山 クライミング ヘルメット ジャパンフィット サラマンダ―2.0 【 日本正規品 】詳細ページ

Mammut Skywalker 2 詳細ページ

レインウェア

山の天気は変わりやすい!「レインウエア」は必需品。
私も購入しましたが、「雨の日」じゃなくても、標高が高い場所では、「霧」が発生して「雨と同じ状態」になる事もあり、又、気温低下による寒さ対策にもなりますので必ず用意してリュックにしまっておきましょう!
上下別がお勧め。

透湿防水レインウェア 東レ ブリザテック 上下レインスーツ 詳細ページ

[ミズノ] アウトドア ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ A2J詳細ページ

登山用靴下

トレッキングシューズの下にはこの登山用の靴下を履いておく事をお勧めします。
長時間の登山に起こりがちな靴づれ防止、下山時に足にかかる負担の軽減に役立ちます!

2足二色セット 靴下 メンズ メリノウール パイル 登山用靴下 半分厚さ 通気/防臭/速乾 ハイキング/登山詳細ページ

登山道具やトレッキングの道具は買うと高いですねー💦

一度や2度だけ使うなら、買わなくてもレンタルすると言う手段も有ります!

こちらを使えばリーズナブルに登山ができます!

やまどうぐレンタル屋



準備から、五合目まで行く様子をYouTubeに纏めましたのでご覧ください

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