第33話「ジャニーズジュニアのレッスン」
[box03 title=”第33話「ジャニーズジュニアのレッスン」”]あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと [/box03]
「ボビー吉野」さん。
言わずと知れた「ジャPAニーズ」のメンバーである。
細身の体でシャープなのに筋肉がしっかり付いている。
キレのあるファンキーなダンスが魅力的なナイスガイだ。
当時はジャニーズジュニアの毎週日曜日のダンスレッスンと、俊ちゃん、シブがき隊、そしてデビュー前の少年隊の振り付けをしていた。
昔は「カミソリボビー」と言われていたらしくファンキーを踊るとカミソリのようなキレがあった事からそう呼ばれていたと、本人から聞いた事がある。
稽古場には中型バイクで登場する格好いい先生であった。
僕は元々、「ジャPAニーズ」に憧れていたので、「憧れの先生」から直接ダンスを教わる事ができるのだ。
この上ない喜びだった。
ジャニーズは、ダンスのレッスン料とか月謝とかは一切払わない。
そこが他の芸能学校や一部のプロダクションとは違うところである。
ボビーさんが稽古場に来る頃には続々とジュニア達がやって来る。
普通の少年もいれば、テレビで見た事のあるような子もいる。
「こいつ、格好いいじゃん」と思うやつもいれば「垢ぬけない」田舎から出てきたばかりのような子もいた。
年齢も中学の低学年から高校3年生(自分)までマチマチである。
ボビーさんが着替えてストレッチをしていても、あたかも、中学、高校の放課後のような状態になり賑やかになる。
しかし、1時近くになり最後に「ジャニーさん」がジュニアの何人かと登場すると一気に張り詰めた空気になる。
全員がタレントでありライバルなのだ。
学校ではない。
ジャニーさんと一緒に来たジュニアは、ジャニーさんのお気に入りで、次にデビューする可能性が高い子達だ。
その頃よく最後に登場したのは、当時まだ中学生だった大沢君、内海君(後の光Genji)柳沢君、正木君(後の忍者)宇治君、中村君(後のイーグルス)らであった。
全員が揃うとフロアーに座り込みストレッチが始まる。
「ボビー」さんが1番前に座り、その後ろに「ジャニーさん」と登場したメンバーと「ジュニア」の古株のメンバーが座る。
後は2列目、3列目、4列目と、入った順番のように列を作っている。
ストレッチや振り付けの最中に「ジャニーさん」が「ユーはここで踊りなさい!」と新しく入った子を移動する事も多い。
僕は4列目の左側の端でストレッチをしていたが「ジャニーさん」に先導されて2列目の右側から2番目に移動した。
そこが僕のその後の定位置になった。
ボビーさんの掛け声で柔軟、開脚、背筋など全身のストレッチに約30分をかける。
次に音楽をかけて、身体の首や肩、胸、腰等の関節を動かすアイソレーション(分解運動)に約30分、そして、全員が、稽古場の端から端まで、歩きながら、ステップや簡単な振りをする「ウォーキング」に30分から40分をかけて、前半が終わる。
この「ウォーキング」で、個人の個性や運動能力がおおよそ解る。
「ジャニーさん」は必ずこのレッスンを見ていた。
そして「踊りが踊れる子は芝居も出来る!」と言っていた。
それがジャニーさんの持論であった。
90分~120分の準備運動で相当な汗をかき、結構ヘトヘトになる。
「休憩にしようか」
「ジャニーさんの一言」で休憩タイムになった。
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