第37話「ジャニーズスマイル」
[box03 title=”第37 話「ジャニーズスマイル」”]あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと [/box03]
ジャニーさんの前にジャニーズジュニア全員が輪になって集まった。
するとジャニーさんは少し厳しい口調で言った。
「ユー達ね! テレビに出るんだからもっと笑顔で踊らなきゃ駄目だよ! 怖い顔して踊るの見たって全然面白くないよ!」
と言われた。
ジャニーさんに怒ったような口調で物を言われるのは初めてだ。
当たり前の事だが、間違えないで踊るだけでは通用しない。
笑顔を振り撒いて、元気良く踊ってなんぼなのである。
「大変な振りを笑顔で踊っているから、見ている人が凄いなって思うんでしょ!」
とジャニーさんが言った。
フォローするようにボビーさんが言った。
「踊っている時に、顔の頬の筋肉を横に引っ張って口を少し開いてごらん、笑って無くても笑っているように見えるから!」
と「ジャニーズ・スマイル」の方法を伝授された。
皆その場で練習をする。
目が真剣でも、口元を横に引っ張り口が半開きになった状態で歯が見えると、確かに笑っているように見える。
これは僕のDNAに深く刻みこまれた。
写真を撮る時など一瞬にしてそんな表情になる。
雑誌の「明星」や「平凡」の表紙で良く見かけるジャニーズのアイドルがやっている笑顔だ。
今回は笑顔の注意だけされ「本番ではしっかり笑顔で踊るように!」と言われ解散した。
翌日初めてテレビ局のスタジオに入った。
「これがテレビ局のスタジオかあ!」
と感慨深げに思った。
僕はスタジオの扉に感心した。
厚さ10センチはある重厚な作りなのだ。
一度閉めると中の音は漏れては来ない。
本番が始まるとカットがかかるまで扉は開けられないのである。
スタジオの中はヨーロッパ風の町並みと民家のセットが組まれ収録が行われていた。
物語は、志賀勝さんが演じる中世の悪者ドン・ガバチョ軍団がある村を襲い金品を強奪した。
そこの村娘が小泉今日子さんである。
村娘を守る為に黒ずくめの衣装にマントを纏ったヒーローが現れる。
それが少年隊の「ニッキ」こと錦織一清だが、戦いの末ドン・ガバチョ軍団に捕まってしまう。
それを見ていた松本伊代、柏原よしえの二人が「ピンキーパンチ!」の掛け声と共に銀色のボディコンシャスな衣装にハーフのマントが付いたコスチュームに変身して、たまちドンガバチョ軍団を制圧すると言う内容だった。
ドラマを作る現場を目の当たりにして「僕もいつかはドラマに出たい!」と思った。
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