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第104話「シブがき隊とジャニーズジュニアの大きな違い」

たけJI

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撮影準備が整ったところでシブがき隊の3人を乗せたワンボックスカーが到着した。

僕と柳沢君、守屋君は先輩であるシブがき隊に挨拶をしに行く。

当時の「シブがき隊」は売れっ子だった。

歌謡番組に引っ張りだこで、何度か会っていたが、覚えて貰ってもいない状態だった。

同じ事務所に居ながら、先輩後輩と言う感じはなく、他のプロダクションのタレントさんと研究生のような感じだった。

ワンボックスカーのスライドドアを開けた状態だったのでちょうど3人と目があった。

「おはようございます!よろしくお願いします!」

ヤッくん、フッくんは「宜しく!」と応えてくれた。

特にモックンこと本木雅弘さんだけは「宜しくお願いします!」と丁寧に挨拶をしてくれたのがとても印象に残った。

撮影準備は整い、出演者の長谷川真砂美さん、瞳智恵紀さん、安達直さんの3人の女性陣もメイクが完了した。

主役のシブがき隊の3人も揃って、いよいよロケが始まった。

今日のこの場面(シーン)は北海道から花嫁探しにきた田舎者のシブがき隊の様子を女の子3人組が見ていた。

そして、女の子3人組が階段の上で、声をかけてからかう所から始まる。

和彦役の布川敏和さんことフッ君が女の子たちに「よろしく!」と握手を求めて手を差し出す。

そこで僕が「手が汚れているぞポテトボーイ!」と言って絡む。

薄ら笑いを浮かべて田舎者の3人を嘲笑い、原チャリのスクーターに乗って去って行く。

と言う内容である。

因みに僕は仲倉功司、守屋二郎君が向田清、柳沢超君は河田文夫とそれぞれ役名がある。

台本には登場する場面では「功司、清、文夫の3人が」と事あるごとに書いてある。

しかし、台詞があるのは僕だけと言う事が多かった。

撮影が始まるとストーリーの順番にカット割りをして撮影が進行していく。

オサラバ坂との最大の違いは、今回はフィルム撮影で行われた事である。

撮影前には助監督が出演者との距離をカメラに付いているメジャーで測る。

そして「用意スタート!」の合図で「カチンコ」が鳴るのだ。

また撮影終了後にモニターチェックする事は無く、淡々と撮影は進行していった。

フッ君が長谷川真砂美さんに手を差し出した。

そのタイミングで「手が汚れてるぞ、ポテトボーイ!」と僕は言う。

この時は声だけが流れフッ君が振り向くと、僕と柳沢君、守屋君の3人がいやらしそうな小バカにした笑いを浮かべて立っている。

3人で小バカにした後原付のスクーターに乗って立ち去って行く。

撮影が始まってしまうと呆気なく2時間で撮影は終了した。

第1話はこのシーンの他にシブがき隊との乱闘シーンが残っていたが今日の撮影はこれまでだった。

肩透かしをくった感じだった。

初めての撮影で意気込んできた割には、あまりにも淡々と終わった。

「はい、お疲れ様でした~」

とシブがき隊とロケ隊は別のシーンの撮影に行ってしまった。

同じジャニーズ事務所でありながら「シブがき隊」と「ジャニーズジュニア」ではその扱いは大きく違う。

方や「芸能人」として「売れっ子アイドル」としてマネージャーが付き、専用のワゴン車で移動をする。

残された僕と守屋君と柳沢君は一まるでエキストラのような扱いにやりきれなさを嘆いていた。

今回の『噂のポテトボーイ』では温室育ちのジャニーズジュニアにとって辛い扱いだった。

基本的に現地集合、現地解散が多く、ロケでは「割れ飯し」だった。

「割れ飯し」と言うのは読んで字の如く勝手にバラバラに飯を済ませる事である。

他の役者さんやタレントさんは当たり前のようだが、それまでジャニーズジュニアは、どんな現場に行ってもロケ弁(弁当)が出たり、ジャニーさんやマネージャーなどのスタッフの方が用意してくれているのが当たり前だった。

未成年で学生のジャニーズジュニアにとっては、自腹で勝手に飯を食って戻ってくると言う「割れ飯」は突き放された感じがしたのかも知れない。

守屋君も僕も含め交通費に多少の持ち合わせしか持っていないジュニアにとっては痛い出費だった。

因みに交通費も食費も自分持ちである。

特に収入があるわけでもない僕らは親から借りるか、貰った小遣いでやりくりするしかない。

そして出演料は何ヵ月か後に振り込まれるたったの数千円である。

確定申告で経費として申告すれば戻ってくると言われるが年収20万円にならないジュニアには経費もなにも関係の無い話しだ。

1年後の1万円より明日の千円だ。

勿論当時、アイドルで売れっ子だったシブがき隊は同じジャニーズとは言え、マネージャーもいて収入も扱いも違った。

『噂のポテトボーイ』はジュニアから出演した3人にとっては違和感を感じる現場だった。

第1話~第3話までは台本に役名だけが印刷されていて、出演者の欄は空欄になっていた。

その為に共演者もスタッフにも名前すら覚えてもらえず、役名や君と言った呼び方をされていた。

第4話で初めて役名の下に名前が印刷された。

守屋君も柳沢君も若干喜んだが、30分ドラマの台本は薄っぺらい。

登場しても1シーンだけだったり、ト書きに役名が乗っていても台詞が無かったりと、エキストラのような感じであることに変わりなかった。

第5話の台本にも名前が乗ったが、第6話からは出演すらなくなっていた。

いつの間にか、「準レギュラー」から外された形になっていた。

第103話「獲得!TBSドラマ噂のポテトボーイ準レギュラー」
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