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第116話「ニッキ骨折!垣間見たプロ根性!」

第116話「ニッキ骨折!垣間見たプロ根性!」

あの頃のジャニーズ 夢と彼女とジャニーズと 

少年隊の人気上昇と共に後ろで踊る機会が増えた。

今度はNHKの「レッツゴーヤング」だった。

子供の頃に見たフォーリーブスの「踊り子」を少年隊バージョンで踊る事になった。

この曲だけはどうしても踊りたかった曲なので、気合いを入れて振り付けに挑んだ。

前半はスクールメーツがバックで踊り、間奏からジャニーズジュニアが踊る。

この曲の最大の見所はその間奏の振り付けである。

ファンキーな振りから技の連続をする。

そこが見せ場でもある。

テレビ朝日の第2リハーサル室で、ボビーさんが振り付けをしていた。

振りも技も何度も練習しながら、ようやく踊れるようになった。

しかし・・である。

「踊り子」の間奏にはバック宙が入ったり、バック転が入ったりする。

少年隊もバク宙をしていた。

そして最後に全員でバック転をしてポーズを決める終わり方になった。

つまり必然的に出番が無くなる。

今回は最後列で踊る事になった。

相変わらず右肩の脱臼癖は治らない。

それどころか、悪化している気がする。

思い切りピッチングするような振りをするだけで肩が外れそうになる。

バック転を練習する事すら出来ない。

辛うじて少年隊のバックで踊らせて貰っているが、段々後ろで踊る事が多くなってきた。

踊れるのは有り難いが挫折感を持って踊っていた。

最初の頃は前から2列目の画面左側が定位置だったが、この頃には最後方の列で踊ることが多かった。

そんな中、引き続き「レッツゴーヤング」で「急げ! 若者」を踊る事になった。

この曲は、少年隊ビデオで撮影した時にはヒガシ組で踊っていた。

しかし、今回は「レッツゴーヤング」バージョンと言う事で「曲」も「振り付け」もアレンジされたものとなった。

冒頭の部分から、激しいダンスとアクションが入る。

今回はそのシーンからカットされてしまった。

2番のAメロで「かっちゃん」が登場した後に組まれたセットの2階で踊る事になった。

かなり曲の途中からの参加となる。

この頃からだろう。

少しずつ「心が折れ始めた」のは。

初めて会った時には幼さが残っていた大沢君や内海君はここ1年で逞しくなってきている。

彼らだけではなく、この2年、一緒に踊ったメンバーは確実に成長している。

そして次から次へと、新しい若いジャニーズジュニアが入ってくる。

それに引き換え僕はまだ19だと言うのに衰え始めたような気になっている。

彼らを見て「やんちゃ盛りの15~16歳の時には自分もそうだった」と思ったりした。

そんな中NHKホールでリハーサルが行われた。

「急げ! 若者」のレッツゴーヤングバージョンのカメラリハーサルである。

今回はケンカシーンの見せ場でステージ上でヒガシに蹴られたニッキが、バック宙をして客席に降りると言うスタントシーンがあった。

一番前で見ているお客さんには堪らない迫力が伝わるであろうシーンである。

ケンカの仲裁に「かっちゃん」が入りそこからミュージカルのように全員で踊り出す。

ようやく僕も組まれたセットの2階部分に飛び出すと直ぐ異変に気がついた。

「ニッキがいない! 」

まだ客席で倒れている。

曲の最後まで、一通り踊り終わると全員がステージ前に駆け寄った。

スタッフと何人かの「ジュニア」に両脇を支えられながら楽屋に戻って行く。

いつも、笑顔を絶やさない彼の顔が苦痛に歪んでいた。

「着地に失敗した」

と何人かのジュニアが言った。

「骨折しているらしい」

と噂が流れた。

ステージから客席まで階段になっており、1番下ではなく二段目の階段に足が着地して痛めたらしい。

ざわめきたつジュニアたち。

一旦楽屋に戻るように言われ皆それに従った。

その後入ってきた情報では「骨にヒビが入った」と言う事だった。

そして「リハーサル通り本番もやる! 」

と言う決断が下された。

誰もがニッキはどうするんだ?

「大丈夫なのか? 」

と口にした。

本番ギリギリまで姿を見せなかったニッキであるが、本番が始まり出番の前にようやく現れた彼の右足首は「ギブス」で固定されていた。

見るからに痛々しい。

「ジーンズ」に「赤いスウィングトップ」姿であるが右足は裸足にギブスであった。

有無も言わずに本番が始まってしまった。

歩くだけでも痛いだろうに、通常通りの振り付けをこなしている。

出番が来て「かっちゃん」が飛び降りたセットの2階部分で振りを踊る。

客席を見なければならないのは解っているが、つい赤いスウィングトップのニッキの姿を追ってしまう。

ラストポーズは「少年隊」の3人が「ジャニーズジュニア」に向かって走り飛び乗る。

僕の目の前にニッキの背中があった。

「プロ」と言う言葉の重さと、男らしさを感じた。

第115話「少年隊ビデオ・急げ若者の撮影」
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たけx1
別名:@moonwalker_take。元、ジャニーズ50代、2児の父親離婚バツイチ現在独身。10代の頃はジャニーズに所属、退所後はミュージカルダンサー、お笑いタレント、ショーダンサーなどをし生きてきました。40代半ばで離婚。失業、夢のような人生も夢にも見ない人生も両方を垣間見ました。50を過ぎて、未来の自分のために、今までお世話になった方々のために、ブログを通じて夢見る人生を生きていく事を発信していきたいと思います。